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SEOとwebデザインの在り方

2013年6月7日金曜日

こんにちは飯干です。
※最初に、ここでいうデザインはビジュアルデザインだけの事を言っているものではありません。詳しくはこちらの「デザインとは」を御覧ください。

よくSEO対策という事でHTMLのタグの事や被リンク、細かく言うとページ内に検索されたいキーワードを何個含むだとかあると思うのですが、それを最優先で構築するサイトは検索エンジンとひたすらイタチごっこになるでしょう。なぜなら検索エンジンは絶えずその仕組を変更するからです。

web制作関係者なら比較的すぐにHTMLの修正等可能だと思いますが一般のサイト運営者にとって仕組みの変更の意味を理解しすぐにHTMLを変更するということはなかなか難しいのではないでしょうか。

お客様がサイトを訪れることにより運営者側の目的が達成できていますか?

サイトに集客できたところで、お客様にとって必要なコンテンツは用意できてますか?そのコンテンツへの誘導方法はお客様に理解できる言葉や「グッ」と心をつかむ言葉で誘導できていますか?運営者側の目的は達成できていますか?

もっとサイトを訪れたお客様と向きあいませんか?

お客様が何を求めているのか。ECサイトであれば商品だけを求めていると思っていませんか?もちろん商品を求めているのですが、本質的なものは、お客様が商品を購入することで欲求(目的)が満たされる事を求めています。
つまり、商品を購入することでどういう体験が得られるか具現化したイメージがあるだけで心理状態が大きく変わります。雑貨であれば購入させたいをアピールするのではなく「購入することでこういう生活が送れます。」「こういう時間が過ごせます」「こういう雰囲気が作れます」といった具体的なイメージを示してあげる事が必要です。

下のイメージはその例です。Aは商品だけ。Bは具体的なイメージつきです。どちらが購入したいと思いますか?
「そりゃ~Bでしょ!」と思う人が多いと思いますが、いざ運営してみると気づかない事が非常に多いです。お店で雑貨屋さんが商品を売る時も煩雑に商品を並べて売ることはないと思います。必ず色んな雑貨を組み合わせて雰囲気を演出(雑貨ディスプレイ)すると思います。その演出がwebデザインにも必要になります。

オンラインショップは自動販売機ではない

「商品を登録すれば勝手に売れる」ことは滅多にないです。むしろ実店舗の商品説明より時間をかけてあげなければ売れないです。なぜなら、実物がある実店舗と違って大きさや質感、使い心地などを文字や画像で表現してあげないといけないからです。

ですから、商品の写真はできれば人や他のものと一緒に撮影すると大きさなどの確認がしやすくなります。
数字で表記してもイメージが非常に湧きづらいです。「忙しくて時間がない」「写真なんて綺麗にとれない」などあると思うのですが、まずやってみませんか?どうしたら綺麗に見えるかとか。もちろんデザイナーであれば、どう見せれば商品が引き立つというのは熟知しているのでデザイナーに依頼するのも1つの手段です。

ところでSEOは?

これまで述べてきたコンテンツ作りができてこそのSEOです。良いコンテンツがあればリンクが増えます。そしてアクセス数も増えます。最近であればソーシャルネットワーク(Facebook、twitter、LINE)などでも確実に広げられます。

「キーワードを何個含む」だとかにとらわれずに「お客様に必要な伝えたいこと」を届けましょう。このブログでも特段キーワードを何個含むと言うことはやっていませんが、「デザイン」という言葉は何度も出てきていると思います。伝えたいことがデザインだから何も意識しなくても自然に出てきます。

情報過多でいつでも情報が手に入る時代

企業が過度な広告を出してもソーシャルネットワーク等を通じてすぐに情報が広がり虚偽がわかる時代。個人が中心の時代です。ですのでこの個人に向けて適切な情報の提供ができていないと淘汰されていくでしょう。事実、最近ではSEOというワードよりUI、UXというワードの方がよく目にすると思います。

お客様の事を考え抜くサイトこそが、これからのSEOとなるでしょう。