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ファインダビリティ(29cmの自分の靴の探し方)

2013年6月13日木曜日

こんにちは飯干です。
みなさんネットで買い物をする時、どういう風に商品購入ページまで辿り着くか覚えていますか? よく考えられているサイトほど覚えていないはずです。

「よくできたデザインほど姿を消す」

自分は勝手にこの事をステルスデザインと言ってます。例えば【靴】を購入する時、メンズ、レディース、色、サイズ、ブランド、価格、ビジネスなのかカジュアルなのかなどあらゆるカテゴリから検討すると思います。ちなみに自分は足のサイズが29cmなので必ず最初に探すカテゴリは【サイズ】から探します。色や価格などから探しても該当する商品がない場合が多いので。。

カテゴリのネーミングはとても大事

カテゴリがあまり多いとユーザーが迷うのですが、このカテゴリが適切に作られているとスムーズに買い物ができる1つの要因になります。これをIA(インフォメーションアーキテクチャ)用語ではファインダビリティ(見つけやすさ)というのですがwebデザインだけでなく全ての媒体に必要なスキルです。
冊子や本であれば目次といったところでしょうか。
この様にユーザーによっては探すカテゴリの優先度が異なります。ユーザーが検索するであろうカテゴリを作ることにより見つけやすさが劇的に変わります。つまり物凄く大事なデザインになります。CV(コンバージョン)離脱率の改善が望まれる要因でもあります。

どうやって検討するのか

情報を整理する方法のひとつとして「カードソーティング」またはKJ法という整理の方法があります。

1つの商品に対して属するであろうカテゴリというのは幾つも考えられます。それは【ギフト】であったり【色】であったり【サイズ】であったり。【ギフト】の中には更に【出産祝い】や【引き出物】【内祝い】【新築祝い】などあります。こういった項目をカードに1つづつ書いていき、これはこの項目に属するといった形で整理していきます。

ギフトの場合予算も決まっている場合が多い事が予想されます。ですので出産祝いのカテゴリの中に○○○○円~○○○○円といったカテゴリがあると更に探しやすくなります。

カードソーティングのポイント

複数人でカードソーティングを行うのがポイント。人によりまとめ方が異なる場合があるため複数人でやるのがベストです。また名前の付け方も気をつけないと自分では一般的と思っていても他人が見ると一般的でない名前などもあるので、このあたりを注意しながら行うと良い整理ができると思います。

ここまでECのカテゴリを例にとって解説させて頂きましたが、コンテンツの分け方に大いに活用できる手法です。是非ご活用下さい。