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文字に色がついて見える!?「共感覚」について

2013年6月28日金曜日

こんにちは!はんなです。
この画像は、私が数字に対して「イメージ」している色を当てたものです。正確には「0」は透明、「1」は白で表現したかったところですが、白い背景をベースにしているので分かりやすいように灰色で表現しました。私は数字・ひらがな・カタカナ・漢字(一部)・アルファベットに対し、上図のようにそれぞれ「色」を感じます。


共感覚?何ソレ美味シイノ?

「共感覚」というのは、文字や数字に色がついたりして見える(イメージが浮かぶ)ことや、音楽に色がついている(ように感じる)こと、食べ物を口に入れたときに「尖っている」や「丸い」「まぶしい」などの表現をすることを指します。要するに

病気です。

はい。ハッキリ云います。神経の病気なんだそうです。ただ、普段の生活において支障をきたすわけでも他人に迷惑がかかるわけでもないので、何かしらの疾患としてカテゴライズされているわけではないそうです。また、日常的に感じるものなので、自分が「共感覚者だ」ということを自覚しているわけでもないそうで。私自身も然りでしたが、「共感覚」という言葉すら最近まで知りませんでしたし、少なからずみんながみんな持っている感覚なんだろうと勝手に思い込んでいました。「共感覚」について詳しく知りたい方はググッてね。(キラッ☆)

ただ、今昔の別なく、ピアニストやアーティスト、デザイナーなどクリエイティブなお仕事をされている方々の間では「共感覚者」の割合が高いんだとか。最新の調査では2万5000人に1人の割合で発現すると言われていますが、文字や数字に対する「共感覚者」はもっといっぱいいるのでは?と言われています。ピアニストのみなさま、アーティストのみなさま、デザイナーのみなさま、もし「共感覚者」でしたら挙手をお願いします。語りましょう。

年齢や年号に対して一喜一憂

弊害、という表現をすることが相応しいのかどうかはギモンですが、ネタとして挙げたいのが「年齢」や「年号」です。私は年齢に対して、上記の通りに感じてしまうため「26」と「28」の色の組み合わせに対してあからさまに拒否反応を示します。「2」が黄色(暖色)なのに対し「6」が濃いグリーンでやや寒色寄りです。コントラストがつきすぎているためとってもチカチカして見えます。また28は暖色同士ではあるものの、「8」が茶色なのでウ◯コを連想してしまい、テンションが下がります

同様に、年号に対してもまた萎えてしまいます。2012年はクリアな透明感を感じますが、2013年になった途端、寒色が混じって冬っぽくなってしまいました。2013年を迎えた瞬間の私のテンションは( ´_ゝ`)・・・だったのを覚えています。(真面目な話です。)

漢字の色は組み合わせで変化する

宮城と宮崎、よく間違われる県名ですが、色をつけるとこんなにも違います。「宮」という漢字ですら、後ろに「城」がつくか「崎」がつくかによって変化します。これは何故なのか・・・!!!

ただの病気なのでワカリマセン。

スミマセン。自分でもよくワカリマセン。ただ、このように文字に対して色が見えることでのメリットもあります。

人の名前を覚える

ということです。私の場合このことは日本人に限った話ではあります。しかも、声で名前を紹介をされても覚えることはまずありません。(え。)ただ、名刺を頂いてその文字を眺めたり、名簿や一覧を眺めたりすると、わりとこの色と名前を結びつけて覚えていることが多いです。(無論、興味のない場合は除k...ブフォッ!)内心「あー、すごくいい色だな」とか「すっごい独特な色だな」とか思いながら人の名前を眺めています。

上記のように「漢字は異なるものの、見た目に似たような苗字」ってたくさんあると思うのですが、面白いことに、色分けしてもやはり「似たような色」になっちゃいます。ただ、このように色分けしちゃうとそれぞれの印象が少しずつですが変化します。この「若干の変化」で、人の名前を覚えていることが多いです。ちなみにうちのチームメンバーのあだ名は

こんな風に見えてます。漢字になるとまたガラリと変わりますが、一例までに。

デザイナーには有利かも!

文字に色がついてしまうため、共感覚者は常に頭の中がカラフル!ハッピー!な状態です。昔から落書きが大好きですので、友人のためにバースデーカードなどを任されることがあるのですが、そのときにも何も考えず(正確には共感覚のイメージのまま)メッセージを書いてしまうことがあります。

わー。お祭り騒ぎですねー。若干茶色が多い気がしますが。暖色と寒色のごちゃまぜ。とってもチカチカします。でも、バースデーカードだったら、おしなべてこういうイメージではないでしょうか。カラフルというか、虹色というか。共感覚者にとってはありのままを表現したに過ぎませんが、結果としてちゃんと、バースデーカードとして成立している。これも立派なデザインではないでしょうか。

人によっては音楽に色をイメージするそうなんですが(例えば、バッハはピンク!シューベルトはライムグリーン!みたいな感じ)そういった感覚も、音楽を楽しむためのひとつの手段なのではないかと思います。またそういった感覚と音とを結びつけることで(色別でカテゴライズすることもできるので)長期記憶として留めておくことができたり、新たにイメージが湧いてきて、作曲に繋がったりというケースもあるようです。

まぁ、なんてステキなんでしょう☆(押し売り)

さいごに

今回この記事を書いたのは、単純に「共感覚」っていうものがあるんだYO☆ってことを、みなさんに知って頂きたかったからです。ふとした拍子に「今日は色がウ◯コや・・・」とか「今日は春色や〜ハッピー☆」とか発言して「?」と首をかしげられることが多いので、逆に「何でなのかなー?」とギモンに感じていました。もし、あなたの周囲にそういう方がいたら、

へー、じゃあ私の名前は何色のイメージなの?

と返してあげてください。きっと「この漢字はこの色でー」「でもこの文字はこの漢字とくっつくとこの色になるの!」と余計ワケの分からないことを連発して、あなたを小宇宙にいざなってくれると思いますよ。