己のスマホ生活を振り返ってみる
いつものカバンに文庫本をポイッ
そうすると、本来の目的であった「物忘れ解消」以外にも、たくさんのメリットがあることに改めて気付かされました。今回はそれらについて、つらつらと書きつくってみたいと思います。
オンオフのメリハリがついた
ただ、これも始めの2、3日だけの問題でした。慣れてくると苦ではなくなります。本の世界にスッと引き込まれる習慣がつき、自然と頭の切り替えが出来るようになりました。つまりは「オンオフのメリハリ」ですね。しかも物語の展開は気になるし、早く続きが読みたいしで通勤時間がとっても楽しみになりました。極端な話、帰る時間が楽しみすぎて仕事がはかどるの何のって。何だこれ。効果てきめんじゃないか。
なんちゃって「私は忙しい病」にも有効
絶賛フィーバー中
です。ヤベェよヤベェよノリノリだよコードを書く手が止められないYO!(*´∀`*)ひゅっふー★という非常にハイな状態です。声をかけられることで、その集中の糸を切らせたくありません。せっかく近所の公園で友達と楽しく遊んではしゃいでたのに「ごはんよ〜」と母親から呼び戻される子どものように、絶望にも似たがっかり感が押し寄せてくるのです。出来ればもうちょっと先送りして欲しい。そんな気持ちが、顔に出てしまうんですよどうしても。でもこれ、はたから見たら「忙しそうだな」と思われてしまいがち。十中八九、経験者の皆様は首を縦に振ることでしょう。真相が上記の通りであったとしても「声かけちゃマズかったな...」「そうだよな、対応で忙しいよな...」とたじたじに。声をかけたスタッフだって、もしかしたら並々ならぬ課題を抱えていて「フィーバー(*´∀`*)ひゅっふー★」と殺気にも似たオーラを放っている作業者を前に、勇気を振り絞って声をかけてくれたのかもしれないのに。作業者に必要なことは、その勇気をたたえ「何だい?(*´∀`*)」と、その気持を心よく懐に迎え入れる努力です。ただ、そのことも頭では理解していても、いざ集中しちゃってると、身体はなかなか言うことを聞かないんですよね...
ここで読書の成果が効力を発揮します。半ば強制的にオンオフを切り替えるトレーニングを続けているので、声をかけられても爽やかに「何だい?(*´∀`*)」と受け入れることが出来るのです。その人の好き嫌いはあるのでその個人差は例外にはなるものの、このように「心の余裕」が生まれるのは確かです。
自分の作業なんかよりもずっと大事なことがある。
そう気づかせてくれたのも、他ならぬ読書でした。(ポエマー風「日向時間」が苦ではなくなった
ただ、それに甘んじるか甘んじないかは個人の感覚次第。人によってはきちんとオンタイムで来ますし、10分前集合は当たり前なんて(他県から見た)「常識人」だってちゃんと存在します。私もどちらかといえば10分前集合タイプなので、相手を待っている間はどうしてもソワソワしちゃう、というのが常でした。(特にデートのときとかね!ポッ)「日向時間」を心得ていながらも、また相手にそれを許容しながらも、自分で勝手に「大丈夫かしら?」「もしかして渋滞かしら?」「事故とか遭ってないかしら?」「時間間違ってないかしら?」と心の中がザワザワしちゃうんですね。きっとこれは長女のサガです。
でも、読書をはじめたらそんな「症状」も和らぎました。だって、相手を待っている間じゅうずっと、本と向き合っていられるんですから。これには自分でも驚きました。元来の性格なんだからしょうがない、と諦めてましたが、読書に没頭するということだけで、時間が全く気にならなくなるとは。30分でも1時間でも待てちゃう「なんちゃって忍耐力」がつきました。要らぬ心配をせずとも良いので、心に静寂と平安が訪れました。これは凄い。
想像力が鍛えられるって本当だった
読書をするときに何が一番大事かって、やっぱり想像力なわけで。想像力をフル稼働させないと、物語の中の情景やシチュエーション、人物像や人間関係などが把握できません。デザインする際、お客さまとお話するときも実は同じです。どんな人にこの商品を提案していきたいか、実際にはどんな人がこの商品を求めにくるのか、どういうシチュエーションで利用するのか。様々なデータを参考にしながら、きっちりとサイトの目的や流入などを練り、ヒアリングに臨みます。
読書によって、普段から想像力を高めるトレーニングをしているも同然なのでお話をしながらも頭が高速回転。「あぁ、それだったらこうするのがいいかもしれないですね!」とアイディアが閃いたり、それでお話が盛り上がったり。まさかこんな応用力も身につくとは思ってもみませんでした。
まとめ
当然のことながら、自発的な行動って大事ですね。実際、自分で改めて(自発的に)読書を始めてみて「これってデメリットあるのかな?」と思えるくらいに良いことだらけ。ビビりました。
「最近、スマホいじりに飽きたのよね」「読んでる時間なんてないわ」と思っている方にこそ是非、おすすめしたいです。