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英語なんて怖くない!英語に慣れたい人がやるべき5つのこと

2013年10月16日水曜日

アメリカの大学を卒業して早3年が経ちました。
宮崎に直帰してどっぷり宮崎弁に浸かっているので、英語なんてほぼほぼ忘れちゃいましたし、リスニングもままなりません。聞こえないものは聞こえないし、喋れないものは喋れないんです。よく「留学してたの!?洋楽とか聞き取れるんだね!?すごい!」なんて言われますが、そもそも音楽を聞くときに日本語歌詞ですら聞こえてこない人間にとって、この言葉が如何に辛いかということは想像に難くないと思います。

が、しかし。「アメリカの大学を卒業した=英語がデキる」というレッテルはこの先ずっと抱えて生きねばなりません。留学生の宿命ですね。英語そこまで好きじゃないけど(←留学して泣きながら勉強しまくって、もっと嫌いになりました)卒業して3年以上が経過した人間に、「ねぇこれってどう云えばいいの?」「どう訳せばいいの?」と質問しに来てくれる人たちは後を絶ちません。こんな私を頼りにしてくれるなんて、ありがたいですね。たいがい答えられませんけど。

で、大抵同じ質問を受けます。
「どうやったら英語ができるようになるの?」って。

アメリカかイギリスで生活すればいいよ

とまずは答えてしまうのですが、まぁそんな簡単にはいかないよって人たちも大勢いらっしゃるわけですから、身の回りですぐに出来そうなことを5つ、ご紹介したいと思います。

1. iPhoneの言語環境を英語にする

英語を手っ取り早く覚えるには、身の回りの環境を変える必要があります。使わないと覚えないですしね。まずはあなたの手元にあるiPhoneを、英語環境にしちゃいましょう。全部英語。タイピングは日本語でも打てるように設定出来ます。これで何をするにも、何かを探すにも全て英語を頼りにしなければならなくなります。設定が英語になっていれば、これまで日本語で触っていたメニューなどが全て英語になります。日本語と対比して覚えられるので、「なるほど英語ではこう表現するのか」なんて新しい発見もあると思います。また必然的に英語に目が慣らされるので、いざ英語の長文などを見せられたときの「うげっ!」「イヤー!」という拒絶反応が緩和されます。

2. facebookの環境を英語にする

facebookはもともとアメリカで生まれました。アメリカで生まれたSNSを、日本語で使うと時々、オカシな訳で表示されてたり、何だか意味が通じなかったりなんてことがあります。だったら「これって本当はどういう意味なんだろう?」と考えるよりもまず、言語環境を英語に変更してください。英語であれば、本来のニュアンスだとか意味だとか、すんなり伝わるようになります。またライブの英語に触れられる機会でもあります。バージョンアップ時に表示されるヘルプなどまでもが当然英語になりますから、自然と英語に慣らされます。

読むのではなく、感じるのです。

例の拒絶反応も緩和されます。

3. google環境を英語にする

これ大事です。googleの設定自体を英語にしてください。メールでもカレンダーでもドキュメントでも何でも、英語に変えて身体で覚えてしまいましょう。またグーグル先生にものを尋ねるときにも、日本語で尋ねずに英語で尋ねるようにします。日本語では概ね日本国内または日本語で登録されているサイト(または画像)しかヒットしませんが、英語になった途端、その検索ヒット数が格段に増えます。英語のグーグル先生のほうが

沢山友達がいるってわけですね。

デザインをするときにも、例えば「ざらついた質感の紙っぽい画像が欲しいな」と思ったときに、「ザラザラ 紙」とは検索せずに「rough paper texture」などと入力します。日本語サイトの場合、海外サイトをそのままコピペしてきたような内容ばかりがヒットします。

だったら英語で検索したほうが早いじゃん。

っていう。利便性を考えても、また英語に慣れるという意味で考えても、これを実行しない手は無いです。

4. 好きな洋楽をカラオケで練習する

私、ディズニーが大好きです。カラオケでは皆がイケイケの最新楽曲なんかでヒューヒューやってる中、空気も読まずにCrystal Clear〜なんて歌ったりしますが、実のところ、歌詞を覚えている例はあまりありません。日本語歌詞だってそうですよね。覚えてなくても、読めばいいわけですから。

英語も「読めば」いいんです。

好きな歌なら歌詞を負う気になるし、第一、歌えたらカッコイイもんね!普段から聞くということのも大事ですが、実際にアウトプットしてみて、なるほどやっぱこの言葉の発音って難しいな〜とか、どうやったら発音出来るのかな?とまた音楽に立ち返って復習してみたりとか。それだけでも結構勉強になります。発音も上手くなります。

5. 好きな洋画を字幕なしで観る

これは鉄板ですね。好きな映画であれば、内容も解っているし、セリフだって覚えてることもありますよね。内容が解っているので、字幕がなくても何を言っているのか解ります。むしろそのセリフを英語で覚えてみてください。そしてそのまま、声に出してみる。これまた大事。声に出せるということは身体で覚えた、ということですからね。自分のものになったも同然です。繰り返し観て覚えるのもアリだと思います。

また全く知らない映画をイキナリ字幕なしで観る、というのも面白いです。最初は意味がさっぱり解りません。解らないから、もう1度繰り返して観ます。繰り返して解らなかったら、また観ます。これを延々続けます。そうすると、何故か、意味が解るようになってくるんです。辞書とか無くても。グーグル先生に訊かなくても。これ不思議です。ぜひ試してみてください。

まとめ

全然英語ができない!英語が出来るようになりたい!という気持ちを持っている人達の多くは、英語に「慣れて」いません。英語そのものに「恐怖心」のようなものを抱いているんです。英語を見ただけで拒絶反応が出ちゃう。ページを閉じちゃう。スルーしちゃう。上記に挙げた方法は、少なくともこの恐怖心を緩和することのできる方法だと思います。前記の通り、日常に英語を取り入れることができれば、英語が「言語」としてではなく「ツール」として身体に馴染むようになります。頭で日本語に変換して考えるよりもまず、その言葉の持つイメージが先行するようになります。

実は、日本語にいちいち変換しようとする時点で、相当頭を使います。翻訳が一番、難易度は高いんです。面白いことに、日本に来ている英語圏の人に「ねぇこれって英語で何ていうの?」と聞いても即答できないことがあります。その物体(または表現)を既に日本語でイメージしてしまっているがために、母国語との結びつきが弱いんですね。でも、それでいいんです。「ツール」としての言語なんて、そんなもんです。

...と、いうことを書いていると「じゃあはんなさんはツールとして英語を操れるんだね!スゴイネ!」ということになりそうなので、予めお断りをしておきます。「ツール」として英語を身体に馴染ませることと、テストで100点満点を獲得することとはまた別のお話ですので、何卒誤解を致しませぬよう。。。

あしからず。